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日銀は、短期金融市場の自由化を進めました。銀行間市場、企業も参加する公開市場の金利や取引規制を取り払って、おカネが公開市場と銀行間市場を自由にいったり来たりするようにしたのです。そのうえで、手形のほかにCDなども公開市場操作に加えて、おカネの量をコントロールし、それを通じて日銀が市場金利を間接的に引き上げたり、引き下げたりすることができる場を広げました。これが1988年11月からスタートした「新・金融調節方式」の骨格とねらいです。公定歩合は、日銀の政策姿勢を示す手段として今後も活用されるでしょうが、政策の比重は市場重視型の金融調節方式に移っていくでしょう。ただ、金融市場の調節手段をいろいろそろえても、景気や金融市場の動きを的確につかんでいないと、政策発動のタイミングは遅れてしまいます。バブル経済の発生時期とバブル崩壊後の不況の局面で、金融政策の転換が遅れたという声も根強くあり、複雑な経済動向の分析がますます重要になっています。